冬なのに半袖になるわけは

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 華やかな色彩が懐かしくなりました。10月末の北見緑ヶ丘公園のノムラモミジです。


 暖房を焚いて半袖ですごす人もいるとはじめて聞いたとき、燃料代がもったいないとか、省エネに反す

るとか感じましたが、いまになってそのわけが分かりました。部屋ごとに温度調節ができるセントラルヒ

ーティングや個室暖房なら、22度でも23度でも一定に保つことができます。しかし薪や石油の大きな

ストーブをひとつ置いて家中暖める方式だと、部屋ごと、場所ごとの温度むらが生じます。ストーブのあ

る部屋が27度でも、22度の場所もできてしまいます。最高温度が23度になるように調節したら、そ

の部屋は18度になって、寒すぎます。

 2月に引っ越したとき、一人ぐらしなのに夜中まで大きなストーブを焚いているのはどうかと思い、寝

室に小さな暖房機をつけてもらいました。このごろ夜中にトイレなどで寝室を出たとき、寒さをかなりき

つく感じます。血圧が高いお年寄りにはこの温度差は危険だと思いました。健康に長生きしてもらうに

は、家中を暖めておくほうがいいと納得できます。どの場所にも個別暖房を付けたり、セントラルヒーテ

ィングにしたりしたら、設備費だけでなく燃料代もたまりません。大きなストーブ一個のほうが、安くつ

きます。そうすると、暑い部屋に長くいる人は、半袖ですごしたくなるでしょう。フィンランドの一人当

たりの燃料消費が日本の1.5倍に近いのは、多分国土のほとんど全域が北海道に似ているからですね。

 わたしはまだ意地を張って(ただケチなだけ?)、夜は主暖房を消し、トイレは使う前に温めています。

この程度の血圧ならだいじょうぶだと、勝手にたかをくくっていますから。それにしても太陽光の威力は

たいしたものですね。ストーブをつけていないとき、まぶしくてレースのカーテンを引いただけで、すー

っと寒くなります。