氾濫川に鮭が来て

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 心配してくれた埼玉の人、だいじょうぶです。ありがとう。ソラさんにせっかく道東を認めてもらったのに、水をさしてしまったかな ? なんか町内の人も避難所の人もあんまり本気で心配はしてなかったみたいですよ。なかには内心「これはいい防災訓練の機会じゃないか、」なんて考えている人がいたりして、とか意地悪な想像をしてしまいました。なんにしても、一箇所だけなら支援体制も余裕があるでしょう。これが、町全体に被災者があふれる大地震なんかだったら、みんな殺気立って本当に怖いでしょうね。
 わたしは家を買うとき標高12.5メートルというのはしっかり地図で確かめ、津波もここまでは来ないな、と判断していました。それでも、不動産屋さんや役場の人に「水が出ることはないでしょうか」と確かめたんです。そしたら、「10年以上前に一度あったけど、排水設備ができたのでもうだいじょうぶでしょう」という返事でした。実際、堤防は破れませんでした。だけど、美幌という町は小高い丘や台地に囲まれた中に美幌川網走川が流れる低地がある、という構造です。わたしたちの町内はこの低地に位置しています。ということは、大雨が降って地面に吸収されなかった水はすべてここに集まるわけですね。堤防からあふれる水のことは考えても、堤防の外に集まる水のことは考えませんでした。
 美幌川のこちらの岸にはに樹が植えられ、その外が草むらで散歩道やパークゴルフコースがしつらえられていて、その外が堤防です。堤防の外から道路までの間にもゴルフコースや草むらや公園があるのですが、昨日はここがとうとうと水の流れる川になっていました。避難勧告は美幌川の水があふれる可能性から出されたというより、堤防にさえぎられて川に入れない水が、道路や人家を浸す危険から出されたのでしょう。ポンプは外から川へ水を出すのに使われたようです。
 でも、嵐の後っていつもとちがう風景があって、なんかおもしろいですね。今朝堤防に登ってみたら、本来の川の外、草むらやゴルフコースまで水が氾濫していました。今後その写真も載せますが、今日は草むらが川になった濁り水の中で、行ったり来たりしていた二匹の鮭の絵にしました。
 今朝は台所の雨漏りもやんで、わが家は平穏です。ただひとつ少し残念なのは、風で青いトマトが約30個ほど落ちてしまったことです。なかの4個ほどは赤みが差していましたので、拾っておきました。明日になれば食べごろでしょう。他は傷もなくつやつや光っているのに、捨てるしかありません。まだ5・60個は枝に残っていますが、熟す前に枝のほうが枯れてしまいそうです。そういえば、かぼちゃはけっきょく、大2個、中2個、小2個の収穫でした。来年までかけて食べればいいのだから、これは処分に追われることはありません。