黄金色の海

              2009年11月8日 能取岬

 水平線に太陽が昇り始めたとき、オホーツク海の海面の一画が金の粉を撒いたように

輝きます。初めに太陽から海上の道のような帯が伸びます。次第にその帯が広がって、

やがて海の一画を覆う金箔のように輝きます。太陽が雲に隠されていない朝は毎日繰り

返される一瞬です。日の出に立ち会う朝には決まって繰り返されるのですが、見るたび

に感動的で見飽きるということはありません。