2014年9月21日
この日の野付半島には一頭の雄鹿が徘徊していました。雌や子供ははかわいらしいの
ですが、大人の雄は猛々しく<獣>感を漂わせています。それも無理ないですね。メスと
子どもの群れを得るには、それまでの雄リーダーを戦って倒すか追い出すかしなければ
ならないのですから。それまでは独りで徘徊することになます。年を取って体力が衰
え、若雄と戦って追い出されれば、死ぬまで独りになるのだから、常に臨戦態勢でいな
ければなりません。エゾシカの雄でいることはヒトの男でいることより厳しいですね。