10月16日 小清水高原
高原のあたりやその上の山肌はハイマツやダケカンバの疎林ですが、眼下には屈斜路
湖からオホーツク海まで広がる大森林が見えています。直線距離にして30キロ前後で
す。開拓で減少したとはいえ、北海道には大雪連山の山裾など、この程度の大森林がま
だいくつも残っています。
西ヨーロッパもかつては森に覆われていたといわれています。長い間の開拓で伐採さ
れいまの田園風景になったとか。湖と森の大地が残っている北海道はまだましといえま
す。だけど固有の混合林が人工のカラマツ林に変わっていっているのは残念です。