摩周の宝石ー神の子池

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 大きな蕗の葉と木立に囲まれた小さな池は、摩周湖から湧き出る水を湛えて、鎮まりかえっていた。流れ出る川はさわやかな水音を奏でているが、振り返って見る池にはさざ波一つない。水面は宝石の深い輝きに似て、白を溶かした緑。湖底にはたくさんの倒木が沈んでいる。ここには鳥居も注連縄もないが、深山に鎮座する社(やしろ)を思わせる。
 裏摩周展望台から道道1115線を札弦(さっつる)に向かうと、すぐに神の子池の道標がある。左に折れて、車のすれ違いがやっとの砂利道を10分ほどで、車を停められる広場に出る。そこに案内板がある(写真)。小さな橋の左は、摩周湖の水を斜里川を経てオホーツク海に導く札弦川のはじまり(写真)、右が神の子池(写真)である。